上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--.--.-- -- l スポンサー広告 l top ▲
2007年10月16日の日本経済新聞によると、

大阪ガスは15日、2007年9月中間期の連結経常利益が前年同期比8%減の415億円になったようだと発表した。従来予想は275億円で減益幅が縮小した。連結子会社の業績が好調だったほか原料費が想定を下回ったため。08年3月期通期の利益予想は据え置いた。

売上高は2%増の5,430億円。連結子会社の受注が拡大した。営業利益は13%減の385億円。原料の液化天然ガス(LNG)価格が計画を約1.5%下回る水準で推移し、約20億円の利益押し上げ効果が表れた。純利益は10%減の250億円。

通期の売上高は前期比2%増の1兆2,035億円になる見通し。原料価格の上昇で販売価格が上がる。ただ一段の原料費の上昇を見込むほか、固定費の発生が下期にずれ込むため、利益予想は変えていない。


とのこと。大阪ガスの株式を買おうと思っている人にとっては朗報なのかもしれない。

ただ、大阪ガスは、昨年度の大口需要部門の収支で15億円の赤字を出している。大阪ガスのウェブサイトには以下のように公表されている。

平成18年度の部門別収支の計算において、大口需要部門に当期純損失が生じましたので、当期純損失金額および当期純損失が生じた理由を公表いたします。

【当期純損失金額】
・事業年度 平成18年度(平成18年4月1日~平成19年3月31日)
・純損失額 1,509,530千円

【当期純損失が生じた理由】
平成18年度はLNG価格の高騰により原料費が大幅に上昇しました。これに対し原料費調整制度を適用し、原料費の変動をガス料金に一部反映しましたが、LNG価格の高騰による影響を完全には吸収できず、原料費の未回収が発生いたしました。
当社では、このような状況の下で一層のコストダウンに取り組んでまいりましたが、原料費の未回収による減益を補うまでには至らず、当期につきましては純損失が生じることとなりました。


大阪ガスはグループ全体で黒字を確保しているが、大口需要部門では赤字となっているということは、何を意味するのか?

これは即ち、一般家庭用の小口需要部門の黒字で、産業用などの大口需要部門の赤字を補填しているということである。つまり、大阪ガスと契約している一般家庭は、産業用の赤字分も含めて高いガス料金を徴収されているということである。

ちなみに、資源エネルギー庁のウェブサイトでも、「ガス事業部門別収支計算規則第5条の規定に基づき、事業者の大口需要部門(簡易ガス事業では特定ガス大口需要部門)の収支が赤字となった場合は、事業者名と赤字額を公表します。」として、大阪ガスのこの赤字の事実が公表されている。(pdfファイル)

まあ、このように大口需要部門で赤字を計上しているのは、大阪ガスだけでなく、地方都市ガス会社などもあるようで、例えば、広島ガスや松江市ガスなどでも大口需要部門で赤字を計上しているようである。(広島ガス:271,749千円松江市ガス:30,934千円

金銭感覚の鋭い関西エリアの人たちは怒りそうだが、そんなふうに負担させられていることは知らないのかな?あるいは、大したことないと太っ腹なところを見せているのかな?それとも、関西エリアで仕事をしていて、普段、会社で割安なガスを購入しようと努力しているから、身銭を切らなければならないところは諦めているのかな?(そんなことあり得ないとおもうが...。)

ともあれ、日本を代表する三大ガス会社の一つである大阪ガスの今年度の大口需要部門がどうなるかは、いまから注目しておいてもいいかもしれない。
 
参考サイト:ガス事業関係法令
 
スポンサーサイト
2007.10.16 Tue l 天然ガス・LNG l COM(0) TB(0) l top ▲

コメント

コメントの投稿












       

トラックバック

トラックバックURL
→http://energybiz.blog121.fc2.com/tb.php/23-f8bd50a2
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。