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大阪ガスの大口需要部門は今年度は黒字になるのか?」で触れた2006年度の大阪ガスの大口需要部門の赤字15億円の内訳はどうなっているのだろうか?

財務諸表や公表されているデータを用いて、ある費用は販売数量で配分するといった適当な仮定のもと、大胆に大口部門と小口部門に分解してみると、以下の表のようになった。


(この表の数字は個人的に仮定を置いて推定した結果であり、事実を表したものではありません。この数字をもとに意思決定などをされた結果がどのようになったとしても何の責任も負いません。)

表の中の数字については、水色に着色している数字が財務諸表で公表されている数字であり、それ以外が推定した数字となっている。数字自体には、丸め誤差があって1~2だけずれているものもあるが、それ以前に、推定があっているのか?という話もある(^^;

ただ、大雑把な感覚でいけば、このようになるのではないだろうか。

もしこのような感じの数字が正しければ、大阪ガスの小口部門で(ボロ)儲けをしている構図がなんとなく見える。いろいろと数字を調整してみたが、大口部門の赤字は、どうやら大口の売上高が低いことが一番の原因となっているようである。

大口の売上高が低い原因はなぜか?「大阪戦争」と揶揄された関西電力との激しい顧客獲得競争も一因かもしれないが、それよりも大阪ガスが輸入しているLNGの価格が高騰している影響のほうが大きいようである。

大阪ガスが2007年4月26日に発表した数値詳細資料(pdfファイル)によると、LNGやLPGの輸入価格にあわせて四半期毎に調整する原料費調整制度によるスライド回収が625億円に対して、原料費の増加分が882億円もあり、原料費の部分だけで257億円が、年度内に回収漏れしている状況が見て取れる。当然、次の年度に入れば、回収漏れしていた部分は徐々に回収されていくのだが、1年間という期間で切ってしまうと、回収漏れが生じているように見えるのだろう。

中小企業なら、250億円以上もの回収漏れが発生すれば倒産してしまうのだが、さすがは関西を代表する企業とだけあって、こんなことぐらいではビクともしないようである。

ちなみに、大口部門での15億円の赤字は、大口部門の売上高が2,000億円レベルと見ると、売上高の1%にもならない小さな数字である。そう考えると、実質的な赤字のインパクトは、事業運営規模からみれば小さいということになるのだろう。

ただ、大口部門の事業利益でみれば、65億円の赤字が小口部門に転嫁されているということになる。小口部門の販売量は37億立方メートルだから、65億円の赤字を小口部門で補填するとすれば、1立方メートルあたり1.8円の負担となる。

大阪ガスのウェブサイトによると、標準家庭の場合、33立方メートルで5,503円となるようだから、1立方メートルあたり167円となる。1.8円の負担は、一般家庭のガス料金のうちの1%程度の負担だから、まあ、それほど目くじらを立てるほどではないということなのだろうか...?
 
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2007.10.17 Wed l 天然ガス・LNG l COM(1) TB(0) l top ▲

コメント

規制の失敗か?
一般家庭にあまり影響がないとはいえ、規制緩和のしわ寄せが一般消費者に付け回されているという事実は変わらないのでは?

規制の失敗ですかな?責任は役所にもあるのでは?
2007.10.18 Thu l 通りすがり. URL l 編集

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